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堤未果「日本が売られる」

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     「日本が売られる」堤 未果  幻冬舎 発売日 2018/10/4
                        定価 984円


★内容紹介
日本で今、起きている とんでもないこと。
日本は出血大セール中!
知らずにいると、取り返しがつかないことになる!

水と安全はタダ同然、医療と介護は世界トップ。そんな日本に今、とんでもない魔の手が伸びているのを知っているだろうか? 法律が次々と変えられ、米国や中国、EUなどのハゲタカどもが、我々の資産を買いあさっている。水やコメ、海や森や農地、国民皆保険に公教育に食の安全に個人情報など、日本が誇る貴重な資産に値札がつけられ、叩き売りされているのだ。マスコミが報道しない衝撃の舞台裏と反撃の戦略を、気鋭の国際ジャーナリストが、緻密な現場取材と膨大な資料をもとに暴き出す!


初めて本の予約をした。発売日は今月4日。すでに読み終わった。
「アベノミクスによろしく」は経済面からの検証だったが、これは政治政策面からの分析。
この本の内容つまり目次をみてみよう。
〈目次〉
まえがき いつの間にかどんどん売られる日本

第1章 日本人の資産が売られる
1 水が売られる(水道民営化)
2 土が売られる(汚染土の再利用)
3 タネが売られる(種子法廃止)
4 ミツバチの命が売られる(農薬規制緩和)
5 食の選択肢が売られる(遺伝子組み換え食品表示消滅)
6 牛乳が売られる(生乳流通自由化)
7 農地が売られる(農地法改正)
8 森が売られる(森林経営管理法)
9 海が売られる(漁協法改正)
10 築地が売られる(卸売市場解体)

第2章 日本人の未来が売られる

1労働者が売られる(高度プロフェッショナル制度)
2日本人の仕事が売られる(改正国家戦略特区法)
3ブラック企業対策が売られる(労働監督部門民営化)
4ギャンブルが売られる(IR法)
5学校が売られる(公設民営学校解禁)
6医療が売られる(医療タダ乗り)
7老後が売られる(介護の投資商品化)
8個人情報が売られる(マイナンバー包囲網拡大)

第3章 売られたものは取り返せ

1 お笑い芸人の草の根政治革命 〜イタリア
2 92歳の首相が消費税廃止〜マレーシア
3 有機農業大国となり、ハゲタカたちから国を守る 〜ロシア
4 巨大水企業のふるさとで水道公営化を叫ぶ〜フランス
5 考える消費者と協同組合の最強タッグ 〜スイス
6 もう止められない! 子供を農薬から守る母親たち 〜アメリカ

第一章と第二章で日本のなにが売られるか警告している。
日本のほとんどすべてが売られると言っていい。
そして第三章で外資に対抗するにはどうしたらいいか、という構成。

難しい用語などない。実に参考になる。そして実にタイムリー。
発売後すぐに増刷した。すでにベストセラーになっている。「日本はどうなるの?」と思ったら是非読んでみてください。
千円ほどで手に入ります。



by 2006taicho | 2018-10-13 01:23 | 最近読んだ本 | Comments(0)

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by rei7955