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知っておきたいこと

加計学園の広告

11/18田中龍作ジャーナル ー全文ー


安倍メディア読売新聞に掲載された加計学園の誇大全面広告



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広告案は認可の日程をにらんで作成されたのだろうか。グッドタイミングだ。=読売新聞18日朝刊27面=



 安倍晋三の機関紙とまで揶揄される読売新聞。中曽根康弘の機関紙と言われた時代もあった。ジャーナリズムとは端から思っていなかったが、ここまでやるか?

 きょうの朝刊に加計・今治獣医学部の広告が掲載されたのである。それも全面広告だ。林文科相の開設認可から、わずか4日後のことである。

 「新しい獣医学部、誕生」「52年ぶりの獣医学部に託されたミッション」と麗々しく謳いあげている。

 「国際的に通用する人材を養成」と書かれているが、同校の英語教育を担当する講師陣は英会話教室の外人教師や、地元中学高校の元先生らがほとんどだ。文科省に提出された「教員名簿」で明らかになった。

 卒業生が国際的に通用するためには英語で書かれた専門誌や学会誌を読みこなせなければならないはずだ。

 だが、ほとんどの講師は大学生の指導経験がない。果たしてちゃんと指導できるのだろうか?

 「国内最大級規模の教員組織」の謳い文句も怪しい。教員数が最大級なのは定員を140名にしているからだ。教員比率は他大学の1対1にはるかに及ばない。

 北海道大学・帯広畜産大学の共同獣医学部では1対1より多い教員数だが、それでも足りないと言われている。獣医学部は実習中心だからだ。

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新聞広告に顔写真入りで登場する柳澤学長(中央)と吉川学部長(左隣)。手前は実物の番頭ワタナベ。=9月、今治市議会。撮影:筆者=


 新聞広告申し込みサイトによれば、読売新聞の全国版で全面広告を打つのに要する費用は4千791万円だ。

 官邸の方から読売に働きかけたのか。それとも読売が安倍首相の意向を忖度したのか。安倍友・読売新聞による、安倍友・加計学園のための誇大全面広告である。

 加計学園が読売新聞に支払った広告料は、いつか私学助成金となって加計学園に還流する。安倍友同士でお金を回しあうシステムがここにある。

 今治加計獣医学部問題を考える会・共同代表の黒川敦彦さんは、憤りを隠せない様子で次のように語った。

 「認可されたからと言って(広告を出すのは)納得がいかない。加計理事長は広告を出す前に地元に説明すべきだ」。

 国会で加計問題が追及されたら、安倍総理はまた「読売新聞を熟読してくださいよ」と言って逃げるのだろうか。

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獣医学部の特色を説明する広告文。柳澤学長と吉川学部長のインタビュー形式になっているが、都合のいい事しか載っていない。広告と言ってしまえばそれまでだが。=読売新聞18日朝刊27面=



読売新聞はもう終わっているね。
国民の大多数がおかしいと思っているのに、大手新聞社がそれを無視するなんて。
疑惑を追及するという新聞の使命を捨て去っている。
アベさんのためならこんなことまでやる。
4,000万円を越す全面広告なんて50億円を越す不正額に比べれば安いということか。
この広告料を支払うのは加計学園だが、その元手は土地の無償譲渡による上がり、つまり国民の税金。
こんな関係なら本当に支払うのかも疑わしい。
ナベツネと加計理事長のほくそ笑む顔が浮かぶ。





by 2006taicho | 2017-11-19 00:23 | 知っておきたいこと | Comments(0)

おかしいことはおかしいと言う


by rei7955