先日、島の防災無線でお知らせがあった。
「中体連(中学校)の野球大会は中止になりました」
「うん?どういうこと?なんで?」
中学校の警備員としては、生徒数が減っていることは知っているし、実際、部員4名とかで練習もままならないとか。
同級生の教員OBの話だと、全島で部員は28人いるという。
「それなら、合同でやればいいのに」というと
「反対があったらしい」という。
どんな反対意見なのかは聞かなかったけど、なんだかなあという気持ち。
公式戦のない野球部の練習とは・・・・
生徒が気の毒だ。
そういえば、高校の野球部も昨年は八丈島の高校との合同で出場した。
それでも今年は、なんとか単独で出場できそうだという。
島人は野球が大好きだ、それがついに部員不足で大会が中止に。
おそらく戦後初だろう。
3校ある島の中学生は約180人。男女はほぼ半分ずつ。
1クラス10人という学級もある。
人口減少は全国規模だけど、こういう現実で実感させられる。
写真は合同練習の様子。
50年前、このグランドで練習した。
環境は都内のグランドとくらべても一級品。
運動会も小学校と合同で開催。
都内の学校と違って、直線でちゃんと100メートルの徒競走もできるし、一周は200メートルある。
なにより土のグランドで、めちゃくちゃ水はけがいい。
午前中雨が降っても、午後は野球ができた。
グランドがぬかるんで使えない、ということに出会ったことがない。
by 2006taicho
| 2017-05-13 01:27
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