朝日新聞
自衛隊、伊豆大島での捜索活動終了 消防・警察も
伊豆大島(東京都大島町)で、台風26号による行方不明者を捜索していた自衛隊が8日、東京都知事からの撤収要請を受けて活動を終えた。これまでに派遣された自衛隊員はのべ約2万970人。都からの災害派遣要請を受け、先月16日から現地入りしていた。
東京消防庁と警視庁も8日、伊豆大島での救助や捜索活動を終えた。
自宅が被害にあった知り合いのOさんを、かみさんの実家に引き取ることにしました。
彼女は当日、一人で家にいて深夜に土石流に襲われ、暗闇の中一人で柱に掴まり難を逃れました。
土砂は腰まできていたそうです。
夜が明けるのを待って、自力で脱出しました。
自宅は沢のすぐそばにありました。
しかし奇跡的に家は流されず九死に一生を得ました。
「家をみたくない」となかなか腰をあげませんでしたが、数日前役場の被害状況確認の立会のため
ようやく現地に行きました。
おとといからボランテイアの手を借り片付けを始めました。
ボランテイアは素晴らしいです。
名古屋からきたリーダーは
「なにもしないいでいいですから見ていてください。」
「大切そうなものが出てきたら聞きますから」
ありがたくて言葉につまりました。
左はいわゆる沢です。この沢は海まで続いています。2名の方がこの沢に流されて遺体となって浜辺で発見されました。右は自宅の物置です。
空き地になっている場所に家がありました。沢に近い右側の家は流されず残っています。
大木などが沢の上流で沢の流れをせき止め、流れを左に変えて、あふれた土砂に流されてしまったことがわかります。
島の歴史はじまって以来の災害になりました。
全島民が島を離れた三原山の噴火のときでさえ一人の犠牲者も出ませんでした。
国土交通省が指定した危険地域だけでも10か所以上あります。
大雨の予報がでれば即避難という現状です。
おそらく年明けから復旧計画が示され大規模な工事が各所ではじまると思います。
観光への影響はそうとうなものになると思います。
島自体の将来像をしっかりと考える必要があると個人的には思います。
by 2006taicho
| 2013-11-10 08:41
| 近況
|
Comments(0)