これが国のやることだろうか。

2月23日田中龍作ジャーナル =全文=

【裁量労働制】「廃棄した」捏造データの原本1万件、段ボール32箱 姿現す 

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調査票原本の入った段ボール箱と野党議員。森ゆうこ議員は「ロッカー探したけど無かったという話自体がウソ。これロッカーに入る?入らないよ」。=23日、厚労省 



 「この段ボール32箱に国民の命が掛かっている。このデータを元に裁量労働制を拡大しようとしている」。

 安倍政権が厚労省にデータを捏造させた問題を追及する山井和則議員(希望)は、証拠物件を前に憤った。

 裁量労働制の方が一般労働よりも勤務時間が長くなるようにデータを捏造した調査票の原本約1万件が、このほど厚労省の地下倉庫で見つかった。

 野党議員11人がきょう午後、厚労省に乗り込み存在を確認した。地下倉庫にあったはずの調査票の原本は、16階の労働基準局に移されていた。

 福島みずほ議員(社民)が役人とのやりとりを明かした。「箱を見せないと言ってたが、ひと箱だけ見せた。強く要望すると32箱になった」。

 「見せろ」と迫る山井議員の怒声は廊下まで聞こえてきた。

 「(当初、厚労省は)段ボールの写真をマスコミに撮らせないと言ったが、国民は見る権利があると言って(最終的に)撮らせた」。山井議員は厚労省との攻防を振り返った。

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裁量労働制の勤務時間。右のデータ(8時間30分/8時間42分)が「裁量労働の方が短い」に利用された。

 調査票は、裁量労働については「一日の平均労働時間」を聞き、一般労働については「一か月のうち最も長い労働時間」を尋ねていた。一般労働の方が長くなるように仕組まれた調査だった。

 2013年に厚労省が実施した、この調査の結果は、労働政策の決定に重大な影響力を持つ労政審に用いられていた。
 
 裁量労働制の拡大を決めていた安倍政権の意向を汲んだ厚労省は、労政審をも欺くデータを提出していたのである。

 失態が明るみに出たことから、加藤勝信厚労相は「(調査票は)廃棄した」と答弁していた。厚労省事務方は「ロッカーを探したけどなかった」と回答していたのである。

 
調査票の原本が見つかったからといって労働実態が分かったわけではない。調査は会社(経営)側に回答させたものだからだ。当然、労働時間をうんと短く答えるに決まっている。

 
労働者自身から直接回答が得られれば、身の毛もよだつほど恐ろしい現実が明らかになるだろう。闇は深い。


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森ゆうこ、山添拓議員らが次々と労働基準局に乗り込んでいった。=23日、厚労省 



安倍さん以前の政権なら間違いなく内閣総辞職の一大スキャンダル事件だ。
それがそうならないのが今の政治の一番の闇だろう。
そして国民自身の闇だろう。
日本国民は、なにに目をつぶろうとしているのだろう。





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# by 2006taicho | 2018-02-24 00:55 | 知っておきたいこと | Comments(0)

裁量労働制

「ドイツでは、1日10時間超えて働くことは法律で禁止されている。6カ月間の平均では1日8時間を超えてはならない」「大半の労働者が年間30日の有給休暇を100%消化」「1年の4割、約150日は休んでいる」「ドイツの経済は好調で、労働者1人当たりの労働生産性は日本を5割近く上回っている」
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●30代の女性。みなし労働時間は1日8時間だが、残業は長いときは月100時間。繁忙期は深夜1時ぐらいまで残業し、早朝は6時頃出社。昨年11月27日に編集プロダクションの会社で深夜に倒れる。息をしない状況、昏睡のような状態になり、深夜働いていた同僚が気づいて救急車を呼んで一命をとりとめた。

●47歳のアナリスト。残業は月40時間までとみなされていたが、発症前の1か月の残業は133時間。亡くなられた。

●大手印刷会社の男性。27歳で過労死。みなし労働時間は1日8.5時間だったが、メール(の記録か)では、1時過ぎに帰宅して、3時に就寝して、6時半に起床して、7時過ぎには出社。過労死。

●出版社のグラビア担当の編集者。入社2年目で過労死。

●機械大手の34歳で過労死された方。1日の労働時間は8時間とみなされたが、月の残業は100時間以上が多かった。


長妻氏が国会で上記の事例を紹介した。
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厚労省が公表した資料、1日の残業が「4時間30分」だったが1カ月の残業は「0時間」、1日の残業が「45時間」?
こんなおかしなデータが117件みつかった。


裁量労働制のデータにここまで誤りがあって、アベさんは「発言は撤回しお詫びします」と言ったけど、方針は変わらないという。
加藤厚労大臣は、「原データは廃棄した」と言っていたが厚生労働省の地下倉庫から出てきたという。
再度検証しますがいつになるかわからないという、
それなら法案を一時撤回し再度データを作成してから審議するべきではないのかというと撤回する気はないという。
原データを委員会に提出・公開しろというとそれには答えない。

国会中継は楽しい。

これが会社なら担当者の信頼は揺らぐし、職位もなくなるし、本人はクビを覚悟する。
そして、それでもこの企画案を押しすすめると社長が判断したら、会社自体も危ない。

企画案の内容が社員の生死に関わる問題だからだ。
残業代をあらかじめ決めておいて、それ以上どんなに残業しても会社は払わない。
うつ病になったり過労死した場合、「社員の個人裁量で働いていたから」会社の責任ではないと言いかねない。

これが「働き方改革」だそうだ。
正社員の合法的社畜支配が始まった。





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# by 2006taicho | 2018-02-23 09:34 | 知っておきたいこと | Comments(0)

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誰が言っていたか忘れたけど、本を読むことは非常に大事だと。
理由は自分の目を通してのみ情報を読み解くからだと。
その作業は誰の力も借りないで、自分の頭で考えるしかないからだと。
ときには読めない漢字も出て来るからも知れないけどそれは大切だと。
読めない字を調べる作業が大事だと。

本をよむということは読み書きを動員して、自分の経験や考えなどと照らし合わせる作業だ。

そう言えば、「ときにはTVも新聞も読まないようにするのも一案」だという意見もある。
そうすると、必要な情報だけを自分で得るようになり、枝葉の情報なのか、中心的な情報なのかが判別しやすくなるという。

確かにそうだなあと思う。
画面を観て、音を聞くTVはその描き方で印象が違ってくる。

一方で、演出意図をもって描く映画などは制作側が意図するイメージを観客に等しく抱かせる代表例だ。
ホラー映画、ノンストップアクション映画、文学映画、SF映画実に多彩だ。

ニュース記事も、例えば大手5紙を読み比べると同じ記事でもかなり違う場合がある。
そこには新聞社の意図があるということになる。

それはTVのニュース報道も同じ。
最近のTVニュースはちょっと異常じゃないのと思うほど懇切丁寧だ。
それを観ている視聴者は考えることを止めてしまうかもしれない。
TVは犯人から直接聞いたわけでもないのに「相手は誰でもよかった」という犯行の動機を声優に言わせている。
それを聞いた視聴者は本物の犯人の声のように勘違いしてしまう。
本当にそんな言い方をしたのかもわからないのに頭に刷り込まれる。
「声優をつかってまで報道する必要があるのか」ということには思い至らない。

社会の出来事に影響されたり、天候に左右されて生活しているのが現代人だ。情報はだから重要なのだけど、その情報の取得方法によって、意見が違ったりするのは当然だろう。
いわゆる「いろんな意見があって当然」というやつだ。
「さまざまな意見を・・・」とアベさんでさえ言っている。

能書きはこのくらいにして、読解力が低下しているらしい。
以下はテストです。
やってみてください。



 
次の文を読みなさい。

 アミラーゼという酵素はグルコースがつながってできたデンプンを分解するが、同じグルコースからできていても、形が違うセルロースは分解できない。

 この文脈において、以下の文中の空欄にあてはまる最も適当なものを選択肢のうちから1つ選びなさい。

 

 セルロースは(     )と形が違う。

(1)デンプン  (2)アミラーゼ  (3)グルコース (4)酵素



答えはこちら
自分でやってもいないのに、すぐ答えを求めるのはそれこそ読解力・思考力を低下させる行いですよ。
短絡思考から脱却して、たまにはこういう作業をやってみましょう。





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# by 2006taicho | 2018-02-22 13:11 | 知っておきたいこと | Comments(0)

大杉漣

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去年、加川良が亡くなった時、大杉漣さんをこのブログで紹介しました。
まだ10ヶ月しか経っていないのに残念です。
一つ年上ですが、加川良のファンだったことで非常に親近感を覚えていました。







上京して今はなきライブハウス吉祥寺の「ぐわらん堂」に行っていたと言っています。同じころ私も行ってました。
高田渡は息子の名前を「漣」と付けましたが実はこのときこの文字は名前には付けられない時代でした。つまり名前登録のリストになかったのです。
当時、高田渡はそんな規則は認めないと役所に抵抗していました。その後人名登録が認められといういきさつがあります。これはコンサートで本人から直接、愚痴として聞いたことがあります。
そしてさすが大杉漣ですねえ、多分彼もそのことを知っていたんでしょう。自分の芸名を漣としました。
高田渡の実の息子、漣くんとその後出会い、コンサートもやっています。大杉漣がどれだけ感動したことでしょう。

TVメデイアは明日から名脇役だったと、その死を悼んで報道するでしょうが、こんな一面もあったことを知ってほしいと思います。





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# by 2006taicho | 2018-02-22 03:59 | 近況 | Comments(0)

経済的徴兵制

2年前の赤旗の記事。

2016/7/2 しんぶん赤旗 =抜粋=
防衛省 “経済的徴兵制”を検討 自衛隊入隊前提に奨学金
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少子高学歴化や安保法制=戦争法の強行の影響で自衛官の応募者数が減少傾向にある中、防衛省が「ROTC(予備役将校訓練課程)」と呼ばれる米軍の制度を参考に、自衛隊入隊を前提にした奨学金などが目玉の新たな募集制度を検討していることが、本紙が情報公開請求で入手した内部文書で判明しました。高学費に苦しむ学生を狙い撃ちにした“経済的徴兵制”といえるものです。

全文を読む



貧困層をターゲットにするのはアメリカの手法そのまま。
アメリカの高校や大学では、学校内に国務省のリクルーターがやってきて公然と募集を行うのは今や常識になっている。
そのうち非正規雇用の若者にも触手を伸ばすだろう。
アメリカには民間軍事会社がいくつもあることを日本人は知っているだろうか。
会社が雇った兵隊(傭兵)を紛争地域に派遣し戦闘任務を負わせる。
その注文をするのはアメリカ政府。
傭兵が死んでも戦死者数には数えられない。
理由はアメリカ政府の兵士ではないからということになっている。
アベさんはこれも真似するだろう。




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# by 2006taicho | 2018-02-18 03:50 | 知っておきたいこと | Comments(0)