特区は美味しい制度

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# by 2006taicho | 2017-08-11 05:42 | 知っておきたいこと | Comments(2)

被爆者のいらだち

<長崎原爆の日>「あなたはどこの国の総理ですか」

「あなたはどこの国の総理ですか」。長崎県平和運動センター被爆者連絡協議会議長を務める川野浩一さん(77)は被爆者団体からの要望書を安倍首相に手渡した際に迫った。「ヒバクシャの願いがようやく実り、核兵器禁止条約ができた。私たちは心から喜んでいます。私たちをあなたは見捨てるのですか」









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# by 2006taicho | 2017-08-11 03:11 | 知っておきたいこと | Comments(1)

レイプ被害を実名で訴えた詩織さんにインタビュー
10年近く事件取材をした望月氏「逮捕当日に覆った事案は聞いたことがない」



望月氏「あわせて、詩織さんにもインタビューをさせていただきました。

 詩織さんは、2015年4月に山口敬之氏というTBSの元ワシントン支局長に『準強姦の被害にあった』と訴えたものの、その後、事件が不起訴となり『不起訴は不当だ』として、検察審査会に不服申し立てを行いました。
詩織さんの話では、最初、警察に訴えた段階では、警察から『TBSの支局長だとやりずらい』『被害にあったことを示す動画がないと難しい』など、被害届をなかなか受け取ってもらえなかったそうです。

 相談した警察署の刑事には『動画も含めて、かなりの証拠がなければできませんよ』といわれる中で、被害届を受理してもらい、担当の刑事らとともに一生懸命、ホテルでタクシーから降ろされている動画や、タクシーの運転手の証言などを積み上げ、ようやく、二カ月後の2015年6月に山口氏を逮捕できるというところまでこぎ着けたそうです。

 逮捕する前には、担当の刑事は、被害届を受理していた高輪署だけでなく、警視庁一課、警視庁広報課にも根回しを行い、検事の了解も得ていた。

 それが逮捕するという当日になって、当時の刑事部長である中村格・現警察庁組織対策部長の判断で、逮捕の見送りが決まったということです。

 中村刑事部長の指示により、成田空港に降り立った山口氏が通りすぎるのを目の前にして、担当の刑事が素通りさせて見送らざるを得ない状況に突如なった。
その後、担当刑事も検事も変えられ、捜査一課に捜査の権限が移されました。
その結果、逮捕はなくなり、任意の聴取に切り替えられ、不起訴が決定します。

 逮捕して身柄を取って徹底的に調べた上での不起訴であれば、まだ詩織さんも『捜査は尽くされた』と納得できたのかもしれません。
でも中村部長の判断で、逮捕が任意聴取に切り替わり、その結果の不起訴、という結論は詩織さんにとって到底納得できるものではなかったのです。

 私も10年近く事件取材をしていますが、逮捕の根回しを広報一課にした上、検事の了承を得ていたのに、その当日に覆したという事案は聞いたことがなく、衝撃的でした

泣き寝入りしなかった詩織さんの揺るぎない決意

望月氏「実名告発に至るまでには、話によると、山口氏サイドから示談交渉も持ちかけられてはいたようです。
でも、ここで示談に応じたら真実はうやむやになる可能性がある、しかし、示談に応じないで実名告発に踏み切った場合は、名前を出した瞬間に世間に顔が分かってしまい、それによって詩織さんだけでなく、他の家族にも深刻な影響が出ることを考えると、穏便に示談に応じても良いのではないかという選択肢も与えられていた。

 けれど、詩織さんは、フリーのジャーナリストとしてやっていくには,この問題に目をつむってはいけない。
また、捜査で調べられている時に『処女ですか』と聞かれるなど、色々な意味で被害者の女性がさらに精神的にも辱めを受けるような、虐げられるような発言を捜査員から聞かされ、こうした捜査での問題点も、詩織さんが声を上げることで、自分の身を削ってでも、今の法律の不備や捜査での問題点などを追及していかなければいけないと、そう思ったそうです。

 詩織さんが『不起訴不当』と訴えたことは、今の法律が被害者の側に立ってしっかりと機能しているのか、性被害の被害者が泣き寝入りをしなければいけない状況がこの社会で続いているのはなぜか。
なぜ、中村部長は、逮捕を見送らせる判断をこの事件でしたのか。詩織さんは、強い疑念と怒りと共に、社会を変えて行かなければいけないという、使命感を持って表舞台に出てきたように見えました。

 訴えることで、政権を敵に回す可能性がある。並大抵の勇気ではなかったと思います。
話していても揺るぎない決意を感じました。

 前川さん、詩織さん、お二人それぞれに話を聞く中で、なぜ、いまの政権側がここまで民意とかけ離れた行動をとり続けられるのか」


誰が官僚に「白」を「黒」と言わせ続けているのか!?
「官房長官に直接、質問をぶつけたい!」
と直訴した望月記者


望月氏「文科省の文書に関しては、あるものをないといい、文書を出して告発している職員がいるにもかかわらず、『共有フォルダには文書はなかった』といういかにもわざとらしい報告を文科省にさせているように見え、官僚は完全に板挟みになっていると思えました。

 そして、今の政権、官邸側を取材する中で、誰がこの動きを統括しているのか。
文科省に関しては、白を黒と言い続けさせられているのかという点を追及していくと、そこには、松野大臣ではなくて、官邸トップにいる安倍総理、ナンバー2で全体を統括している菅さんの力が、かなり働いているのではないかと、次第にそう思うようになりました。

 前川さんの取材で出てくる『和泉洋人・首相補佐官』は、菅さんがすごく信頼している首相補佐官で、今回の件に限らず、新幹線や原発、武器輸出など、色々なところで動き回っている状況を取材で知るにつけ、これは菅さんに直接、思いと怒りを、なんとかしてほしいという気持ちをぶつけて、分かってもらわないといけないと、感じるようになりました。

 本来は政治部ではないと、官房長官の記者会見にはなかなか入れないようですが、うちの会社はそこが有り難いところで、質問をぶつけたいと言ったら、『いいぞ』と許可をしてくれました。
しかし、私の質問がとんでもなく長いし、すごく食ってかかっているような質問なので、はじめはかなり、ハレーションが出ました。

 質問がやけにしつこい私とジャパンタイムズの大先輩記者で吉田玲滋さん。
この2人で加計疑惑を追及している感じはあったのですが、私が参加した6月8日の二回目の会見の後に、私は後日、知りましたが、菅さんが総理執務室にそのまま直行したようでした。
これは想像ですが、『これだけ世論がきっちり調査しろという空気がある』というのを、総理に伝えたのではと思いますが、その日の夕方から夜にかけて、杉田さんと安倍総理、菅官房長官らが会談、翌日に文科省の松野大臣から『再調査』が発表となりました」


「怒り」を伝えていくことが社会部記者の自分がやるべきこと

望月氏「その時、思ったのは、菅さんだから言ってもどうせ駄目なのではなくて、国民の声を背負ってこれだけの怒りと疑問を持っているんだと、せめて、このくらいはして欲しいということを少しづつ伝える。
怒りを伝えていくことが、やはり社会部記者の自分がやるべき、やれることなのではないかと。

 それをしないと、皆さんの怒りとか国民が疑問に思っていることが、政治家には伝わらないのではないかと感じました。

 記者は、政権と国民との狭間に存在しています。
一方で、番記者になると菅さんの良いところも沢山、見ると思うので、私のような攻撃的な質問はおそらく、しづらいのだろうと思います。

 けれど、私のように常に疑惑を掘り下げて取材している社会部記者だからこそ、今、世論が何に疑問や怒りを持ち、何をきっちり回答してほしいと思っているのか、記者が政治家にその思いを伝えていかないといけない。
それが社会部記者としての重要な仕事なのではないか、と改めて思いました。

 『再調査』となって、一瞬、「良かった」と思いましたが、実は文科省だけなんですね、今のところ(6月13日時点)。
これ、実際は加計学園を主導しているのは内閣府です。

 安倍総理、菅さんら官邸の意向を受けて、内閣府の藤原審議官は動いています。菅さんの最側近と言われる、和泉さんも動いていらっしゃいます。
ここの仕組みをきっちり説明するには、内閣府の調査、どういう経緯があったのか全部オープンにしてもらわないといけない。

 しかし、現時点では、山本幸三創生相の言い分は、調査はしたけど資料はなかった、記録も記憶もなかったということです。(8月6日の時点で内閣府が公表した関連資料は8枚のみ)」


これは私たちの手に民主主義を、国民のための政治と行政を取り戻すための運動

望月氏「6月13日の午前の閣議後の記者会見で、ジャパタイムズの吉田さんと共に菅さんにこの点も詰めました。
私がここはやはり、内閣府の調査を第三者の調査をしてくれないと、文科省だけでは見えないものがあると二、三度お願いしましたが、大臣が言っている通り『調査はやった。
もう一回やる必要はない』と突き返されてしまいましたが、吉田さんは『もう一回、ないもの、消されたものも復元すれば出てくるんじゃないですか』と、とにかく、調査を尽くすことが国民の疑念に答えることになるのではと、訴えていました。
本当にそう思います。

 今後も追及の手を緩めず、国民が文科省の調査だけでは納得しないということを伝えていき、なぜ、このようなことが起きているのか、もし、そこに不正が働いているなら、もう一度、原点に立ち止まり、京都産業大なども含めて始めから、きっちり競わせる必要があると思っています。

 今回のことは、国家戦略特区そのものの問題点を露呈したような形になりました。
『岩盤規制の突破』、『既得権益の打破』というのは、一見聞こえの良い言葉です。
しかし、この加計疑惑によって浮上してきた国家戦略特区の問題をみると、安倍総理の意向を『忖度』し、しっかりとした需要データもないまま、『総理のご意向』『官邸の最高レベル』との言葉を振りかざし、獣医学部新設に突き進む内閣府、官邸の姿が明らかになりました。

 加計学園の獣医学部が新設された場合、百億円を超える税金が、この学部の設置に流れることになります。
この仕組みそのものに問題がないのか、私たちの税金をこのような特区構想に費やすことを許していいのか。
もう一度、考えていく必要があるように思います。

 6月13日のスピーチを振り返った現在(8月7日)、内閣府は調査結果を公表したものの、公表した資料はわずか8枚だけで、文科省が内閣府に突き付けた突き出したいくつもの疑問に明確に答えられる具体的な客観証拠は何一つ出せていません。
萩生田副長官(当時)の指示で『広域的な』という文言が加えられたとする、内閣府職員のメール記録が、文科省の調査によって明らかになりましたが、内閣府側はこのメールを職員が「曖昧な記録で送ってしまったもの」などと言い訳をしております。

 しかも変わって、『広域的に』と書くように指示したのは、萩生田副長官(当時)ではなく、山本幸三大臣(当時)だったという、誰が聞いても苦しすぎる弁明を恥ずかしげもなく、政府は発表しましたています。
このような弁明をそのまま見過ごす訳にはいきません。
真実はなんなのか。

 内閣府ではなく、中立的な第三者による徹底した調査と国会での集中審議を、これからも政府に求め続けたいと思います。
これは、私たちの手に民主主義を、国民のための政治と行政を取り戻すための運動だと感じています。
ひるんではいけません。
税金は、総理のお友達に費やすためにあるのではありません。
国民にとって何が最も大切なのか。
国民のためのあるべき政治の姿を、今こそ取り戻さなければならないと感じています」

<終わり>







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# by 2006taicho | 2017-08-10 20:29 | 知っておきたいこと | Comments(0)

市民カンパで活動しているIWJが東京新聞の望月記者のインタビューを公開したので、2回にわけて転載します。



「怒り」を伝えていくことが社会部記者の自分がやるべきこと——「総理のご意向」文書の再調査を迫った東京新聞・望月衣塑子記者が官房長官会見に通い続ける理由 2017.8.10

 「社会部の記者だからこそ、世論が何に疑問や怒りを持ち、何をきっちり回答してほしいと思っているのかを、政治家に伝えるべきだと感じた」――

 「総理のご意向」などと書かれた文書の再調査を政府にせまった東京新聞の望月衣塑子記者。
6月6日の約30分にわたる菅義偉官房長官への粘り強い質問が、翌7日の安倍総理の再調査決定の判断へと導いたのは言うまでもない。


 あれから2ヶ月、望月記者は今も変わらず官房長官会見に出席し、厳しい追及を続けている。
政府が今もなお、加計学園疑惑を否定できる客観的証拠を示すことができていないからだ。

 国会閉会後からこの間、2度、集中審議が開かれ、前川喜平・前文科事務次官や加戸守行・前愛媛県知事、和泉洋人総理補佐官、藤原豊内閣府審議官、柳瀬唯夫元総理秘書官などが参考人として招致された。
しかし、「加計ありき」で獣医学部新設が進められてきたという国民の疑念は、晴れるどころか深まる一方だった。

大臣や官僚らは「記録がない」「記憶がない」と根拠となる資料も示さずに開き直り答弁で事実をはぐらかした。
結果、内閣支持率は20%台に割り込むほど、世論の不信を買った。さらに安倍総理は8月3日の内閣改造で、文科省の松野博一元大臣や地方創生担当大臣の山本幸三氏の首を新大臣に差し替えることで、有耶無耶のまま加計問題に終止符を打とうとしている。

 「内閣府は調査結果を公表したものの、公表した資料はわずか8枚だけで、文科省が内閣府に突き付けたいくつもの疑問に明確に答えられる具体的な客観証拠は何一つ出せていません」

 8月7日、望月記者はIWJにこうコメントを寄せた。
政府は文書の再調査を実現したものの、疑念を晴らす証拠はいまだ何一つ出せていないと指摘し、今後も「徹底した調査を政府に求めていきたい」と話した。
望月記者は同時に「国民のためのあるべき政治の姿を、今こそ取り戻さなければならないと感じている」とも付け加えた。
それが望月記者が官房長官会見に通い続けている理由なのである。

 「総理のご意向」文書を政府が再調査すると決定した直後の2017年6月13日、望月氏は国会で開かれた市民集会でスピーチし、「社会部記者の自分がなぜ、6月6日の官房長官会見に乗り込むことになったのか」を明かした。
望月記者を突き動かしたのは、前川喜平前事務次官や、元TBSワシントン支局長で官邸に一番近い記者と言われた山口敬之氏にレイプされたと訴えた詩織さんへの取材から生まれた「怒り」だった。

以下、望月記者から寄せられた最新のコメントとともに、6月13日のスピーチでの発言を全文掲載する。
なお、8月3日に内閣改造が行われ、現在では大部分の大臣は交代しているが、文中に登場する大臣の肩書きは当時のままである。(IWJ編集部)


なぜ、私が菅官房長官の会見室に6月6日に乗り込むことになったのか
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望月衣塑子氏「どうして官邸が、再調査に踏み切ったのか。表向きは松野大臣が再調査を決断し、総理に再調査を報告したと会見でおっしゃっていましたが、再調査に至るまでの経緯と、なぜ、私が菅官房長官の会見室に6月6日に乗り込むことになったのか、会見に出るまでの動機について触れさせて頂きたいと思います。

 私は、もともと幻となった〝安倍晋三記念小学校〟『瑞穂の國記念小學院』の建設に絡んだ学校法人『森友学園』の籠池泰典前理事長の取材に入っていました。
森友疑惑を追及している中で、一番印象的だったのは、なぜ籠池氏が熱烈に、安倍首相を信奉していったのかでした。
籠池氏が安倍首相に大きく傾倒していった一番の大きな契機は、2006年12月の第一次安倍政権での『改正教育基本法』だということでした。

 それまでは戦後、籠池氏のように右派的な言論活動をしていたら役所では、ちょっと変なおじさんという形で、まっとうに取り扱っていただけなかったそうです。
ところが、第1次安倍政権で改正教育基本法を施行した途端、役所の人間の籠池氏に対する態度がコロッと変わったと。

 こんなにも政治は市役所職員らの自分への態度を180度変えるくらい影響力があるんだということで、そこから急激に安倍さんに心酔していったという話を聞いていました」


普段、冷静な官房長官が文書をこき下ろしていて「尋常じゃない」と思った

望月氏「一方、文科省前事務次官の前川喜平さんへは、なかなか接触できませんでした。
5月17日に朝日新聞で『総理のご意向』という大きい横見出しを見させられて、非常に衝撃を受けた。
あんな生々しい文書が役所にはやっぱりあるんですね。

 5月17日の時点ではまだ、誰がこういう文書を出しているのかさえ、私はよく分かっておりませんでした。
その後、あれを『怪文書』だと、普段、冷静沈着な菅さんが会見でこき下ろしている様子を見て、ちょっと尋常じゃないなと思ったんですね。

 その後、永田町を回っていて前川さんを告発する動きがあるという情報が入り、その流れの中で5月22日に読売新聞の前川氏が『出会い系バー』に通っていたという、およそ刑事事件にもならないような疑惑の報道が出た。

 あの記事を見てかなり衝撃を受けました。
読売新聞(の社会部)は、事件にものすごい強いところで、武器輸出(の取材)に入るまで、私は(社会部にいて)事件報道一辺倒だったので、事件に強い読売新聞にある種、憧れを抱いていました。
事件を通じて政治家の不正を正していく姿勢を感じていた。

 それがなぜか、あのように、出会い系バーに通っていました、というだけの報道をした。
それから事がだんだんと動いていき、同じ週に『週刊文春』と『朝日新聞』で前川さんが、『行政が歪められた』と実名告発しました」


何のために「出会い系バー」に通っていたのか~前川喜平・前文科事務次官にインタビュー

望月氏「以降、色々な方にお願いをしながら、なんとか、前川さんのお話を聞かせてもらいたいと、私たちも遅ればせながら、その後、一、二週間後だったと思いますが、記者会見の後に個別でのインタビューに応じていただきました。

 その時に、私のポイントとして前川さんがなんでバーに通っていたのか、会見で言っていた社会調査のためというのが、どうしてもなかなか腑に落ちないのが一点と、もう一点、なぜここまで、ほとんど政権を敵に回すようなことを彼がしたのかという点。

 まず、そこが気になっていた。

 やはり彼は、自分が官僚の時代には、第1、2次ともに安倍政権の意向で動いていたんですけど、逆に教育基本法の改正が行われたことで、民主主義が壊されていくんじゃないかと、官僚の立場なので当時は、改正の為に立ち回っていたのでそういうことはいえませんでしたが、非常に強い危機感を感じていたように取材で感じました。

 びっくりしたのが、前川さんは教育基本法の前文を全部暗証して、すらすらとお話をされていたことでした。
戦後、9条を中心とした日本国憲法は、日本に民主主義を根付かせるためにできました。
その民主主義を国民に根付かせるために、改正前の教育基本法ができていた。
いま安倍政権は9条への加憲を含めた、憲法改正の動きを唱えはじめていますが、その前段として、民主主義を根付かせようとした教育基本法を変えたようにも思えます。

 調べてみると、新たな教育基本法には、もちろん良い面もあるものの、改正前にはなかった『愛国心』や『伝統の尊重』という考え方が盛り込まれ、ナショナリズムがより強調されています。

 前川さんは、安倍一強によって、加計疑惑にみられる『行政が歪められた』との問題意識に留まらず、日本が戦後70年をかけて培ってきた民主主義さえも、教育の理念を変えることで、大きく変質していく、そういうことへの危機感を持っているのではないかとも思いました」


「政治家の私心のために仕事をしている」という前川前次官の不満が「出会い系バー」通いの動機

望月氏「出会い系バーについては、これは私の女性的な感覚なのかとも思いますが、どういう目的で何のために通っていたのかが気になりました。
『週刊新潮』や『週刊文春』を読みつつ、その後、彼がボランティアで参加していた『キッズドア』さんや、公立の夜間中学を目指す、福島市の福島駅前自主夜間中学の前代表の大谷一代さんを含めて取材したんですね。

 前川さんや関係者を取材する中で、前川さんが貧しい子どもたちや親の事情で戸籍がない子どもであっても、等しくきちんと教育を受ける必要があることを痛切に感じていることも知りました。

 文科省が行っている教育行政は、日本の教育全体を取り仕切るもので、もちろん重要な仕事ではあるけれど、前川さんにとっては、『教育の一番の喜びは現場にある』と感じていました。
中学も高校も卒業できなかった高齢者男性が、『ここに来て、ようやく「赤」とか「黒」とか「白」とかを読めるようになった』と、嬉しそうに話すおじいちゃんの姿が一番思い出に残っているということでした。

 前川さんは、文科官僚時代、教育行政というのは日本の方向性を作る上では大切で、時としてやっぱり、『政治家の私心のために仕事をしている、これは果たして国民のためになっているんだろうか』という気持ちになったこともあったようです。

 その中で、現場を見たい、本当に困っている人たちが、どういう所にいるのかということから発して、テレビのドキュメント番組を契機に、報道にあった新宿の出会い系バーに通い、
そこで日銭を稼ぐ女性達と何回も対話を重ねた。
通信制高校の卒業資格だけは持っているけど、ほとんど○☓とか穴埋めで勉強を全くしなくても、卒業している通信制高校の実態などを、その女性達の話を聞きながら学んでいたことを聞きました。

 前川さんは、今年の三月に施行された、不登校の子どもたちに『休んでもいい』『学校以外の場の重要性』を認めた『教育機会確保法』の理想の実現にも力を入れており、夜間中学での教育確保についての本も、現在執筆中とのことでした。

 前川さんを取材した後半の一時間くらいは教育行政について、いかに、恵まれた状況にない子たちも含め全ての子どもに、充分な教育を与えてあげられるのかを、熱弁していました。前川さんの男気とともに、人間としての品格を感じました。

 なぜ、前川さんが告発に至ったのかというのは、再三、報道でも繰り返されていますけど、加計学園に見られる『行政が歪められて進められている』ということへの疑義がまずは大きかったのだと思います。

 『司、司で行うべき行政の在り方が、官邸の意向だけできっちりした需要データ(新たな獣医学部創設を裏付ける獣医師の需要データ)などの根拠が曖昧なままに認められ、根拠なく、ねじ曲げられ作られようとしている。

 そこをもう一度、官僚のあるべき姿に戻ってもらいたいという思いで、外に出てから(文科省を辞職してから)というのはある意味で恥ずかしい話だと思うが、告発にいたった』という話でした」

<つづく>


前川氏は教育基本法を暗記しているんですねえ。
こういう人が官僚の中にいたんだ。






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# by 2006taicho | 2017-08-10 19:50 | 知っておきたいこと | Comments(0)

認可の判断は延期

先日の記事。
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この発信に怯えたのだろうか。(認めるわけはないけど)
NHKが下記の報道をした。



d0098363_114343.jpg加計学園獣医学部 認可の判断「保留」へ 文科省審議会
8月10日 6時17分 NHK NEWSWEB
学校法人「加計学園」の来年4月の獣医学部新設について審査する文部科学省の審議会が9日開かれ、実習計画などが不十分で課題があるとして、認可の判断を保留する方針が決まり、今月末に予定されていた大臣への答申は延期される見通しとなりました。
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着々と工事が進む映像を見ると、認可されているような錯覚を覚えるけど、加計学園獣医学部の認可はまだ下りていない。
今月末には文科省の結論が出るだろうけど、これだけの疑惑が連日報じられては、認可どころではないという味方が大方の読みだった。
そして案の定、NHKが遅ればせながら伝えたので恐らく本当だろう。

さて、アベさんはこれからこの獣医学部の扱いをどうするか。
文科省にどんな指示をするか。

認可されなければ加計学園の経営に大きな打撃を与えるし、100億円を超える交付金、今治市長と議員、竹中平蔵を先頭に特区の民間議員、内閣府の秘書官など多くの人物が標的になる。

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彼らは「一点の曇もない」と言っていた。
それが不認可になったら、メデイアはそれではなぜ不認可になったのかと説明を求める。

核心の人物、加計理事長は一切発言をしていないことの異常さ。
国会に呼んで証言させることも一切拒否。
こんな状況で認可したらもっと大騒ぎになることは明らか。
さりとて、永遠に保留を決め込むわけには行かない。


見込んでいた利権、渡してしまった裏金の行方はどうなるか。
話が違うと言い出す人物が暴露する可能性が高いから、きっと認可させるだろう。

森友学園も加計学園も
「みんな裏でいい目をみているんだ、だから廃棄したとか、覚えていないとか、一点の曇もないと、苦し紛れに見える説明をするんだ」
と思えばすべてナットクできる。

ちょっと前のtwitterでは、高校三年生の指摘が話題になった。
それは「黒幕は国家戦略特区のメンバーがその中心ではないか」というもの。

いずれにしてもどんな結論を出すのか、いつ結論を出すのか、なんだかこれは見ものだ。
官房長官にツッコミを入れた、東京新聞の女性記者・望月氏の功績は大きい。
望月氏は最近は「ここはあなたの質問に答える場ではない」と菅官房長官に言わしめた。
官房長官は、記者というのは国民の声を代わりに聞く役割を担っていることを忘れたらしい。
「官邸記者会見専門TV」なんかあったら面白い。
それまで突っ込む勇気のなかった官邸詰めの記者たちが、切り込むようになった。
ただし、性根までは変わっていないと思うけど・・・・・。





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# by 2006taicho | 2017-08-10 11:53 | News | Comments(0)