まるでカルト教団の集会のような大統領予備選挙。
壇上の人がなにを言っても大騒ぎ。
これはもうなにかに洗脳された人々の集会としか思えない。
アイドルグループのコンサートでもここまではいかない。
これを観て、盛り上がってるなあと思わせるのが狙いなんだろうか。
だとしたら、人を馬鹿にするのもいいかげんにしろと言いたい。


朝、7時半、都知事選の投票に行ってきた。
日本はありがたいことに黙っていても投票用紙が送られてくる。
アメリは自分で有権者登録をしないと投票できない。
日本の首都、東京都民の投じた選挙の結果は、今の日本の現状を映し出すだろう。


選挙活動は終わった。
待機児童解消くらいしか公約は伝わらない。
待機児童をどうやって減らすのか語らないまま。

立候補同士で政策について意見を戦わす場もなかった。
どの候補も中身の見えない演説。

安保法制は成立が遅いくらいだと言う小池氏。
二代続けての不祥事を受けて、自民推薦は今回は見送るくらいの度量も無かった。
その後押しがなければ立候補しなかっただろう増田氏。




将来に悩み、仕事のノルマに悩み、夫婦の問題に悩み、子供の成長に悩み、親の世話に悩み、生活費の不足に悩み、孤独な食事に悩み、病気に悩んでいるのが庶民。

彼ら候補者は誰のために、どこを向いて仕事をするのか。
当選してから本音がみえてくるだろうという選挙システム。

われわれは、誰をえらぶという前にそのシステムを変える必要があると思う。
ニュース番組やワイドショウは腐るほど毎日やっている。
候補者を集めて政策議論させる番組が一つもない、その仕組みがないのが不思議だ。









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by 2006taicho | 2016-07-31 12:01 | 近況 | Comments(0)

アメリカの退役軍人会


梅雨明けしたのでブログのデザインもそれなりに。
各社にテンプレートという雛形があり、各ブロガーは気に入ったデザインを使ってブログを書いています。
デザインはたくさんあるので、季節やお気に入りのものがあればいつでもボタンひとつでデザインを変更できます。
このブログもそうですが、なにせ白内障のため、そのまま使うとちょっと読みにくい、ということがよくあります。
書いている本人がこれでは困るので、実はちょっと、場合によっては大幅に手を加えています。
デザインを提供している側も編集は許可しているので自由にできます。
背景を白にしようが、黒にしようが構いません。
思いの外、気に入ったものができると、嬉しくなり調子に乗ったりします。003.gif






大手メデイアは伝えないので掲載します。

沖縄タイムス 7/25

米退役軍人ら8千人以上でつくる市民団体「ベテランズ・フォー・ピース(VFP)」の8月の第31回年次総会で、沖縄県名護市辺野古の新基地建設計画に反対する決議案が提案され、採択の公算が大きいことが25日、分かった。
採択されれば、全米を中心とした120支部が、それぞれの地方議会などに計画撤回の決議をするよう働き掛けることになりそうだ。
VFPの1985年設立以降、総会で沖縄の米軍基地問題が議題に上るのは初めて。
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総会は8月11~15日、カリフォルニア州バークレー市で開催される。決議案は、
(1)新基地建設工事の中止、計画そのものの撤回
(2)普天間飛行場の第1海兵航空団の撤去
(3)沖縄からオスプレイの全機撤収-が柱。具体的な行動を起こすよう各支部に求める。

 提案するVFPの琉球沖縄国際支部のダグラス・ラミス会長らが25日、県庁記者クラブで会見し、明らかにした。
ラミス会長は
「沖縄に米軍基地があるのは日本政府と沖縄県だけの問題ではなく、米国の責任でもある。
米国内から新基地反対の声が高まれば大きな力になるだろう」
と語った。

決議の採択に向けて、翁長雄志知事、稲嶺進名護市長にメッセージの提供も申し入れたという。

同支部は、東村高江周辺のヘリパッド建設工事の中止を求める緊急決議を提案する準備も進めている。


アメリカの退役軍人も今の沖縄は問題だと思っている。










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by 2006taicho | 2016-07-29 19:20 | News | Comments(0)

クラーク記念国際高校

今年の甲子園の話題になりそうなクラーク高校。
創部三年目での甲子園出場なら当然だろう。

知らなかったのは、監督の佐々木啓司氏。
あのヒグマ打線といわれた駒大岩見沢の監督だった。
あとからできた駒大苫小牧は全国優勝したり、田中マー君で一躍全国区に。
岩見沢は少子化の影響をうけて2014年に廃校になっている。
両校とも監督は駒大野球部出身。
マー君のいた苫小牧の監督はそのご、部員の不祥事で辞任したが、後任も駒大出身の若い監督が務めている。
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クラーク国際の野球部は一年目は部員が足りず、他の部から助っ人をもらい試合に出ている。
当然試合は初戦コールド負け。
それを三年目で甲子園出場とは本当に快挙だろう。
甲子園では勝敗にこだわらない伸び伸び野球を期待したい。
あのヒグマ打線のように。








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by 2006taicho | 2016-07-29 00:52 | 野球 | Comments(0)

民主党大会も亀裂




7/25 NHK
アメリカ大統領選挙に向けた民主党の候補者選びで、党全国委員会の委員長らが、クリントン前国務長官に肩入れし、サンダース上院議員の躍進を阻もうとしていた疑いが浮上して、委員長が辞任することになり、党大会を前に亀裂が露呈したかたちです。

この疑惑は、内部告発サイト、ウィキリークスが、民主党全国委員会のワッサーマンシュルツ委員長ら幹部のものだとする、メールを公開したのをきっかけに浮上したものです。

それによりますと、委員長ら幹部は、候補者選びで中立な立場であるべきにもかかわらず、サンダース上院議員について、「民主党を理解しておらず、大統領にはなれない」などと批判し、記者会見などの場でサンダース氏に都合の悪い質問をするよう提案したということで、クリントン前国務長官に肩入れし、サンダース氏の躍進を阻もうとしていた疑いが持たれています。

サンダース氏は24日、アメリカメディアのインタビューに対し「全国委員会は最初からクリントン氏の味方だった」と批判し、委員長に辞任するよう求めました。

ワッサーマンシュルツ委員長は疑惑についてコメントしていませんが、25日から始まる党大会が閉会したあとに辞任する考えを表明しました。

党大会ではクリントン氏を大統領候補に指名し、11月の本選挙に向けてサンダース氏の支持層との結束を図る必要がありますが、それを前に亀裂が露呈したかたちです。




クリントン支持の人たちはこれをどう思うか。

1%の富裕層から巨額の献金をうけて選挙運動をやってもすんなり勝てないクリントン。
サンダースは自由の国アメリカであえて社会主義だと主張し、最後まで競り合った。
選挙前は誰もがクリントンの圧勝だと予測した。

そして今回の運動中の不正。
暴露された委員長は辞任を表明したから、これは真実だろう。
裁判で勝てる見込みが無いからだ。
というより、下手に反論したらもっと都合の悪いことを暴露されるかもと思ったかもしれない。
クリントンはアメリカ大統領になる資格があるのだろうか。
二人共演説で、アメリカを再びナンバー1にとか、偉大なアメリカを取り戻すとか。
勘違いも甚だしい。
トランプ氏とクリントン氏、どちらが大統領になっても世界はもう見限っている。
1%の支配者たちはどういう手を打ってくるのだろう。

四年後の大統領選が大いに期待できそうだ。

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ウイキリークス創始者 ジュリアン・アサンジ氏

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中央情報局 (CIA) 及び国家安全保障局 (NSA) の局員として、アメリカ政府による情報収集活動に関して暴露。
米国家安全保障局(NSA)の元契約職員エドワード・スノーデン氏


この二人が登場したときメデイアは騒ぎ、各国政府は否定していた。
特にスノーデン氏はアメリカ政府が指名手配中だ。
二人の無事を祈るしかない。








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by 2006taicho | 2016-07-26 07:40 | News | Comments(0)

1941年の大西洋憲章

大西洋憲章(Atlantic Charter)は、1941年8月14日締結
アメリカ合衆国大統領のフランクリン・ルーズベルトと、イギリス首相のウィンストン・チャーチルによって調印された憲章。
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読み飛ばしてもらっても結構ですが、なぜこれを掲載したかというと、この憲章が後の国連憲章の基礎になるからです。

8項目からなり、その内容は要約すると以下になる。
1.合衆国と英国の領土拡大意図の否定
2.領土変更における関係国の人民の意思の尊重
3.政府形態を選択する人民の権利
4.自由貿易の拡大
5.経済協力の発展
6.恐怖と欠乏からの自由の必要性(労働基準、経済的向上及び社会保障の確保)
7.航海の自由の必要性
8.一般的安全保障のための仕苧組みの必要性

この憲章を結んだ時、イギリスは対ドイツに大苦戦していて連戦連敗状態でした。
日本もまだ真珠湾攻撃もしていませんでした。
一方アメリカはまだ参戦していませんでした。
それどころか、少し前までヒトラー率いるドイツに武器輸出さえしています。
アメリカの世論は当時はアメリカの参戦に反対していました。
四ヶ月後、25カ国が参加して連合国軍が結成されてゆきます。

国内では連戦連敗中の国と、戦争に参戦もしていない国の首脳がこの時期すでにこういうことを考え同意していたことは驚きです。
第二次大戦終結後の世界のあり方を考えていたということです。

そして四年後の同じ日、日本はポツダム宣言を受諾して無条件降伏しているのです。
(天皇の玉音放送は翌日)


余談ですが、エドウィン・O・ライシャワー氏をご存知の人もいるかと思います。
日本生まれで、再婚した相手は日本人で、歴代駐日大使のなかでも一番の親日派です。
この人は戦争中は日本語の翻訳など軍の情報収集を任されていましたが、日本への占領政策については天皇制を残すべきだと主張していました。
日本の敗戦を見越した占領政策まで考えて、軍に進言していたわけです。
ライシャワー氏はベトナム戦争反対、沖縄返還を主張し、最後はアメリカ政府の政策に異をとなえ辞任しています。
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by 2006taicho | 2016-07-26 06:50 | 知っておきたいこと | Comments(0)

終戦記念日

日本では天皇が玉音放送をした8月15日ですが、世界の認識は違います。
世界では、日本の代表団が無条件降伏文書に署名した9月2日です。

東京湾に停泊したアメリカ戦艦ミズーリの艦上です。
アメリカ合衆国、イギリス、フランス、オランダ、中華民国、カナダ、ソビエト、オーストラリア、ニュージーランドが調印して日本の降伏を受け入れました。
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同じ敗戦国のドイツでは無条件降伏文書に署名した翌日の1945年5月8日になっています。

日本人にとって天皇がいかに大きな存在かがわかります。










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by 2006taicho | 2016-07-26 05:24 | 知っておきたいこと | Comments(0)

CIAと自民党

1955年に自民党は結党していますが、そのときCIAから多額の資金が出されている。
アメリカが公開した、外交資料で明らかになっています。


アメリカの外交文書公開制度は条約、協約、機密文書、メモなど30年経過すると公開される。
日本は情報公開制度が成立した1999年法律が制定された。
その時、日本の外務省は重要書類を焼き捨てたという事実が判明している。

共同通信が10年前に伝えた記事です。⇓





左派弱体化へ秘密資金 米CIA、保革両勢力に
(共同通信 2006年7月19日)

【ワシントン18日共同】
米中央情報局(CIA)が1950年代から 60年代にかけて、日本の左派勢力を弱体化させ保守政権の安定化を図るため、当時の岸信介、池田勇人両政権下の自民党有力者と、旧社会党右派を指すとみら れる「左派穏健勢力」に秘密資金を提供、旧民社党結党を促していたことが18日、分かった。

同日刊行の国務省編さんの外交史料集に明記された。

同省の担当者は、
「日本政界への秘密工作を米政府として公式に認めたのは初めて」と共同通信に言明し た。

米ソ冷戦が本格化した当時、日本を反共の「とりで」にしようと、自民党への支援に加え、左派勢力を分断する露骨な内政干渉まで行った米秘密工作の実態が発覚。

日本の戦後政治史や日米関係史の再検証にもつながる重要史実といえそうだ。




次は最近の掲載


健康になるためのブログ 2016.1.12

1994年10月に発覚した米中央情報局(CIA)による自民党政治家らへの資金提供に関する米機密文書について、日本の外務省が米政府に公開に強く反対する意向を伝えていたと、国務省刊行の外交史料集「合衆国の対外関係」編さんに携わったマイケル・シャラー米アリゾナ大教授(68)が西日本新聞に証言した。

 当時、米メディアの報道で問題が表面化した後、自民党が否定した裏で、外務省が米側に文書が露見しないよう事実上、要請。時の政権に都合の悪い情報を、外務省が国民の目から隠そうとしてきた歴史の一端が明らかになった。

CIAの秘密資金提供 米紙ニューヨーク・タイムズは1994年10月、米中央情報局(CIA)が50~60年代に自民党に資金援助していたと報道。
2006年7月刊行の「合衆国の対外関係」第29巻第2部「日本」は、CIAが58年から60年代にかけ日本の保守政権安定を目的に資金提供したと公表した。
58年5月の衆院選などで親米保守の政治家数人に提供したほか、60~64年は左派穏健勢力にも年間7万5千ドル程度を提供。保守系政治家の氏名、政党名、提供額には触れていないが、研究者の調査などで岸、池田政権下の自民党有力者らが対象だったことが判明している。

New York Timesの記事





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Amazonで買えますが英文です。

CIAは社会党の右派にも資金提供していて、左派との分裂工作に成功している。
7/22このブログで「都内の米軍基地」と題して、米軍関係者やCIAの工作員が日本に自由に出入りしていると掲載した通りです。
ちなみに60年以上も前から現在も続いています。






NAVERまとめといえば一応ネットでは有名なサイト。
ここでも相当なことが書かれている。
紹介しますが、内容については見た方の判断に委ねます。

ただ、A級戦犯だった岸が釈放された事情、理由は学者の間でも大いに疑問が持たれています。
その理由は、釈放された岸が拘置所にいたとは思えないような最新情報をもっていたことです。
拘置所にいたら知り得ないことまで知っていたという事実は研究者によって明らかになっています。


CIAのスパイだった岸信介!安倍晋三と麻生太郎が支配する米国の傀儡政権!満州アヘンの売人








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by 2006taicho | 2016-07-25 13:17 | 知っておきたいこと | Comments(0)

沖縄の今


沖縄タイムス 7/23

<米軍ヘリパッド>県道封鎖「戒厳令か」 県職員さえ入れず
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「なぜ通れない」「トイレにも行かせないのか」。
22日午前6時、突然封鎖された沖縄県東村高江の県道70号。
新川ダム入り口の交差点で愛知県警機動隊のバスが両側2車線をふさぎ、北上しようとする全ての人と車の通行を一時遮断した。
「人権侵害だ」「戒厳令か」と行く手を阻まれた市民の怒号が響く。
警察官に詰め寄ったが、沖縄県警の現場担当者は「危険なので規制している」との説明を繰り返した。

続きはこちら

テレビはきっと伝えない。
伝えても瞬間的で、決してパネルなどを使って説明したりはしないだろう。

国道ではなく県道なのに市の職員さえ入れない、これはもう法律無視の暴挙だ。
メデイアは清原氏や舛添氏のときはあれほど取り上げたのに。
しかもことの重大さはその何倍もあるのに。



外国でのテロ事件は必ずトップで伝える。
その意図は、
海外ではこういうテロ事件が多発している、不安定な世界だ。
日本もそういう理不尽な行いに備えなければならない。
国民の安全を第一に考え対応することは我が国の政府の最大の仕事だ。

そのことに反対する気はないが、
安倍さんには沖縄の人々は国民にみえないのだろう。

















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by 2006taicho | 2016-07-25 04:26 | News | Comments(0)

テレビを見ているだけではわからない。

都知事選候補の疑惑がネットでは話題らしい。

小池氏の場合、
花代疑惑、調査費疑惑、政治資金パーティーの収入支出問題、
増田氏の場合は、
推薦母体である自民党東京都支部連合会の使途不明金疑惑、2億円のマンション購入疑惑、東京電力との関係疑惑(今月7日まで社外取締役だった)、岩手県知事時代の海外出張費疑惑など。

これでは当選してもこれらの疑惑について早速、都知事として説明しなくはならなくなりそう。
最後は舛添さんと同じく?第三者に調査してもらい、辞任に追い込まれ、またまた都知事選になりそうな雲行き。

小池氏の裏金疑惑
政治資金疑惑

増田氏の推薦母体である自民党都支部連合会の疑惑

東京電力との関係疑惑

猪瀬氏、舛添氏と自民党推薦の都知事の不祥事で東京都は100億円の選挙費を支出することになった。
それについてなんのお詫びも反省もない。
そして今回の候補者もこの始末。
世間ではこういうことを恥知らずという。
テレビをみているだけではわからない。









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by 2006taicho | 2016-07-25 02:31 | News | Comments(0)

日刊ゲンダイは個人的にはほとんど読んだことがありませんでしたが、こんなにまともな報道機関なんだと思いました。

日刊ゲンダイ7/23
今週発売の「週刊文春」が、鳥越俊太郎候補の“女子大生淫行疑惑”を報道。
十数年前に当時20歳の大学生に強引にキスをした疑いがあるというのだが、「淫行」のタイトルはあまりにドギツイ。
鳥越側は「記事は事実無根」とし、名誉毀損と公職選挙法違反の疑いで文春の編集人を刑事告訴。
これを大メディアがこぞって報じた。

文春は先週号で、増田寛也候補が総務相当時に赤坂の高層マンションを2億円ほどで購入したことが大臣規範に反しているのではないかと指摘していた。
2週間前の号では、小池百合子候補の政治資金に関する疑惑も報じた。
それらがほとんどスルーだったのとエライ違いだ。

ふだんから「政治的中立」を掲げているメディアだったら、鳥越とともに「有力3候補」とされる小池と増田の過去や品性についても、同じように論評して欲しいものだ。
「増田氏は行政経験のある実務型などといわれていますが、岩手県知事時代に県債残高を7000億円から1兆4000億円に倍増させた。
1年間で100回以上も出張をして、ファーストクラスも愛用していた。
どこが行政手腕に長けているのか。
『政治とカネ』の問題で辞任した舛添前知事の後任としてふさわしいのか。
本来は、そういうことをしっかり報じて有権者に考える機会を与えるのがメディアの役目なのに、目先のスキャンダル報道に重点を置くのは、一種の目くらましでしかありません」(政治学者の五十嵐仁氏)

元NHK政治部記者で評論家の川崎泰資氏が言う。
「権力側の思惑を忖度するメディアからすれば、野党候補を叩いた方がラクなのでしょう。
都知事選の報道は、これまでも『究極の後出し』がどうだとか、候補者のファッションなど外形的なことばかり取り上げてきた。そういう劇場型の選挙報道しかしないから、“空中戦”などと言って利用する候補者も出てくる。
その結果、テレビを利用するのに長けた小池氏がリードしているという状況です。
それは有権者から考える力を奪うことになる。
最後は週刊誌に踊らされ、テレビが取り上げるイシューに流されて、すべてが決まってしまうようでは嘆かわしい。
政治意識の高い有権者なら、ワイドショーではなく、政見放送をまじめに見た方がいいと思っているはずです」

大メディアの姑息さは、舛添問題の時にも存分に発揮された。
これも湯河原の別荘通いを皮切りに、正月のホテル三日月での会議や高額出張費などの問題を文春が連続報道。

大メディアは文春報道に乗っかって、面白おかしく取り上げ、バカ騒ぎに興じていた。
さすがに都議会で舛添問題が取り上げられるようになってからは、都庁の記者クラブに詰めている大メディアも率先して動くようになったが、文春の後追いから始まり、最後は寄ってたかって袋叩きにして、舛添を引きずり降ろしたのだ。

ちなみに、日刊ゲンダイ本紙は14年10月時点で、舛添の豪華出張について報道しているが、その時はどのメディアも問題にしなかった。

「公用車や高額出張の件など、調べれば分かることです。記者クラブに入っていながら、そういう問題を自分たちで取材してこなかった怠慢を恥じるべきなのに、文春が報じたら一斉に尻馬に乗って騒ぎ立てる。
独自でスクープを取るより、文春の記事を紹介して数字が取れた方がいいという安易な考えなのでしょうが、それでは一般人がSNSでニュース記事をシェアするのと何も変わりません。
問題は、新聞テレビがすっかり文春頼みになっていることです。
ベッキーさんのゲス不倫、宮崎謙介前衆院議員の育休不倫、ショーンK氏の経歴詐称など、テレビは文春の記事を紹介する形でセンセーショナルに扱ってきた。
今では、ネット上のスラングだった『文春砲』という言葉をテレビでも使う始末です。
ただし、それはスクープを放った文春への敬意というよりも、自分たちが最初に報じたわけではないと責任転嫁しているだけのように見えてしまう。
文春報道を免罪符にして、寄ってたかって攻撃するわけです。
各方面との軋轢を生みたくないから、文春を言い訳にして、安全圏から騒いでいるだけではないでしょうか」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

■メディアが力を失って喜ぶのは誰か

 かように大メディアは文春の拡声器に堕しているのだが、「文春砲」というのなら、甘利前経済再生相の口利きワイロ疑惑はド級だった。
鳥越の女性スキャンダルどころではない大問題だし、現職大臣が、大臣室でワケのわからないカネを受け取ったなんて、ワイドショーの格好のネタになるはずだ。
しかし、大メディアは及び腰で、甘利の逃げ切りを許した。ペーペーの宮崎前議員と違って、甘利は首相の盟友だからか? 
文春は参院選の直前に、安倍首相から出馬要請を受けたというテレビコメンテーターの青山繁晴氏の疑惑も報じた。
共同通信の記者時代に取材経費を私的流用した疑惑だ。
これもテレビは黙殺し、青山氏は晴れて参院議員だ。

「各メディアが取り上げるニュースをどういう基準で選ぶのかは編集権の問題ですが、公共性というよりは、スポンサーや政権の意向を忖度して決めているように感じます。
叩きやすい相手を叩く。それにしても、自分たちで政治家のスキャンダルをスクープする勇気はなく、週刊誌に乗っかって他人のふんどしで相撲を取るしかできないのなら、ジャーナリズムの看板は返上した方がいい。
今のような文春頼みを続けていれば、大メディアは衰退する一方です。
メディアが力を失って喜ぶのは誰かということを考えなければいけません」(山田厚俊氏=前出)

 権力に有利と思えば、週刊誌報道に乗じて徹底的に叩く。
権力側に都合の悪いことには目をつぶる。そういう大メディアの堕落が、今回の都知事選報道にも表れている。権力者にとって、これほどラクな状況はないはずだ。


先日の参院選でも選挙が終わってから憲法改正論議が出てきた。
安倍さんは勝利したその夜から、憲法改正を口にしだした。
メデイアはそれまでは憲法改正などは争点になっていないと言っているのに、選挙が終わった途端、憲法改正について質問している。


沖縄では大変なことになっているのに、メデイアは伝えない。
参議院選挙が終わった翌日、名護市辺野古から車で約1時間ほどかかる東村にある高江ヘリパッドの建設に着工した日本政府。
安倍政権は人口150人の村に機動隊500人を投入し、座り込む反対住民をゴボウ抜きにし強制連行している。
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島尻沖縄担当大臣は今回の参院選で落選しているのに、安倍さんは大臣を続けてもらうと言っている。

本来なら、野党が声を大にして抗議すべきことなのにメデイアはそれを伝えない。
メデイアが伝えないから「野党は何をしているんだ」と反自民の人は思ってしまう。
こうして「野党もなんだか頼りないしなあ」という無党派層が増えてゆく。
これも安倍さんのシナリオ通りに進んでいる。

こうして「知る権利」を放棄されている気がしてならない。
だから憲法学者の小林節氏は言う。
われわれは「知る義務」も意識しなくてはいけない。
知らなかったではすまされないということだろう。







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by 2006taicho | 2016-07-24 07:12 | News | Comments(0)