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隊長ブログ

知っておきたいこと

死刑執行された男の再審請求

飯塚事件1992年福岡市 幼女2名の誘拐殺人事件。
2006年最高裁判決は死刑で2008年死刑執行。
2009年被告人の妻が再審を請求中。

死刑を執行された事件で、被告人の妻がそれは間違いだと名誉回復を求めている事件。
現在も継続して再審を請求している。
DNA鑑定で一致したので逮捕となったが、その後のDNA鑑定の結果別人ものと判明。
それでも再審を認めない司法の実態。

昨日、日テレでこの事件のパート2が放送された。
下の動画はその前の放送分でパート1。






それでもミスを認めようとしないのはなぜか
当時は警察と検察のDNA鑑定を捜査の切り札と位置づけ、予算を大幅に増やし導入していた。
DNA鑑定はアメリカ発で日本からもその技術を学ぶため技官が派遣されていた。
そして一定の技術研修を終え日本の警察に導入され、「科学警察研究所=科警研」という組織が設置された。
そして
DNA鑑定の技術が日本で最初に採用されたのは足利事件。
足利事件では被告の菅谷さんは冤罪が証明され無罪になっている。
なぜか
当時の鑑定技術の未熟さが原因。
足利事件(1990年)とこの飯塚事件(1992年)のDNA鑑定を行ったのは同一人物。

上記の飯塚事件も同じ時期に発生した事件で警察はDNA鑑定を実施し、現場で採取した血液から犯人を特定し、逮捕した。
そしてこの鑑定結果も再度鑑定した結果被告人とは別人のものと判明する。
しかし、司法は再審を認めない。
なぜか
ここからは個人の想像です。(多くの人が疑念を持っています)
DNA鑑定を有力な証拠として採用し、判決を言い渡した事件が他にもたくさんあり、再審を決定したら大変なことになる。
検察と司法の信頼は地に落ちるということではないのか。

最高裁の判決からわずか2年1ヶ月で死刑が執行されている。
これは異例の短さだ。
なぜそんなに急ぐ必要があったのか。
この飯塚事件で死刑を執行しておいて司法は
「DNA鑑定は犯人を特定する決定的なものではない」
という見解までだしている。
ではなぜ死刑を執行したのかという問いには答えていない。

被告人は死刑が執行される刑場でも、最後の最後まで無実を訴えていたという。
2年1ヶ月という異例の速さで死刑を執行し、検察と裁判所はその声を消したつもりだろうが、妻とその支援者と国民がそれを許さない。
権力は自らの保身のために国民に知らせるべきことを隠し、国民を犠牲にすることもある。
自分の身に降り掛かってから、知らなかったで済むことではない。

(昨日放送されたパート2がyoutubeにアップされたらまた掲載します)






Commented by cocomerita at 2017-09-04 19:08
ciao taichoさん
松本サリン事件 覚えていらっしゃいますか?
河野さんは 被害者であり、ご自身どころか奥様も長期入院を余儀なくされていたにも関わらず、容疑者に仕立て上げられ、
そしてマスゴミにみるみるうちに 犯人に仕立て上げられました
辻褄の合わない証拠もこじつけられ、ヤクザまがいの手管で自白を強要 彼らの生活はめちゃくちゃにされました
彼が頑張ってくれたからよかったものの、そうでなかったら冤罪で刑務所行きだったでしょう
奇しくも 彼が名誉毀損を訴えたその日に 地下鉄サリン事件が起こり、サリンが松本で使われた毒ガスの成分と一致し
一晩明けたら皆手のひら返したかのように 謝罪記事 、署長も謝罪したそうですが、
ごめんなさいと頭を下げて それで済むことですかね?
彼はそのために彼に人生を何年も自分の無実を証明するため、自分の尊厳を守るために闘わなければいけなかったのです

もともと警察大嫌いなんですが、、
ますます怖いなあと思いました
自分たちのちゃちな面目守るためには 1人の人間を犯罪者に仕立て上げ、人生台無しにしても、それをなんとも思わない
非人間的なその腐った体質が恐ろしいです
無実で殺されていった飯塚事件の被疑者の方 どんなに悔しかったことでしょう
彼とそのご家族の名誉が1日も回復されますように

しかし警察最低。
疑わしきは罰せず。だと思います
Commented by 2006taicho at 2017-09-04 23:33
地下鉄サリン事件は鮮明に覚えています。というか私はその一つ前の電車に乗っていました。それもサリンを発生させた同じ先頭車両に乗っていました。乗り換えの霞が関駅で駅員が血相を変えて走っていました。会社に着いてから事件を知りました。勤めていた会社が倒産したとき、会社側の弁護士はオウム真理教の松本智津夫(麻原彰晃)を担当した弁護士です。社員側の弁護士は後に最高裁判事や日弁連会会長に就任しました。。詳細は省きますが、弁護士の世界は非常に狭いです。念のためいいますが、オウム事件をはじめ、極悪非道の人間を弁護したから悪い弁護士だ、というイメージや認識にはまってしまうのは間違っています。気持ちは十分わかりますが。
Commented by cocomerita at 2017-09-05 02:45
え?
弁護士のことなど触れていませんが、、
河野さんは警察とマスコミの手で冤罪にされそうになったのです
河野さんの強さと、そして彼が良い弁護士に恵まれたから救われたという事もあります
私も過去に優秀な弁護士さんに窮地から救ってもらったことがあります
弁護士さんの質、人間性、つまり親身になってくれる、はとても重要です
しかしながら いい弁護士さんに比べてどうしようもない人は、、特にイタリアは、山ほどいますが、、苦笑

taichoさん強運ですね

Commented by 2006taicho at 2017-09-05 08:25
失礼しました。河野さんのことはあまりに有名なので。このときも権力は彼を疑いメデイアは大騒ぎしましたね。疑いが晴れても、河野さんに謝罪もなかったと思います。
by 2006taicho | 2017-09-04 13:47 | 知っておきたいこと | Comments(4)

おかしいことはおかしいと言う


by rei7955